Interview
2002年度新卒入社
コンストラクション事業部 事業部長増子 洋行
学生時代は、ひたすらサッカーに打ち込んでいました。そのため、どのような業界で何の仕事をしたいか、具体的なビジョンもない中から就職活動を始めたんです。そんな当時、就職雑誌などで「今後の成長産業」として人材業界が取り上げられているのを見て「これだ!」とピンと来たのがきっかけです。いわゆる大手をはじめ複数社にエントリーして採用面接を受ける中、一番最初に内定をもらえたのが、ヒューマンリソシアでした。それが、ヒューマンリソシアに決めたきっかけです。自分を認めてもらえたことがとても嬉しく、即決したのを覚えています。伸び盛りの会社ということもあり、ここならチャレンジできる、成長できると感じたこともポイントでした。
現在私は、人材派遣の事業部門で、建設業界に特化した営業組織であるコンストラクション事業部の責任者として、営業メンバー約50名を含めた全体のマネジメントを行っています。建設業界は長く担当していますが、一番忘れられない実績は、当社が人材サービスの軸の一つとしている『育成型派遣』のスキームの構築に携われたことです。建設業界は業界全体でBIM(※Building Information Modeling:建築の設計の際に必要なソフト)の活用を推進しています。しかし当時、BIMはまだ新しい技術で、ソフトを操作できる人材が不足し、企業も採用できず困っていました。当社は、BIMソフトの教育を実施しているヒューマンアカデミーがグループ会社にあるため、教育ノウハウを持っています。そこで、人材の募集から育成、そして派遣スタッフとして就業いただくまでの一連の取り組みを、BIM人材不足である企業と協業して実施したのです。人材募集のイベントには、意欲の高い派遣スタッフの方々40名ほどに参加いただき、当社でBIM操作スキルを育成し、企業に派遣就業いただきました。こうした派遣スタッフ・クライアント双方にメリットを提供できる育成スキームの構築に携われたことで、大きなやりがいと達成感を味わいました。
コンストラクション事業部は、2013年に前身の部隊が立ち上がり、2023年で10年を迎えました。今では、当社の事業部の中で、最も大きな売上を上げる部門に成長しています。しかしながら、この成果に満足せず、事業部での売上100億円超えを目指しています。この目標達成のためには、BIMをはじめとした育成型派遣のサービスの拡大はもちろん、派遣のみではなく、業務受託まで事業を拡大していきたいと考えています。さらに、主な顧客である建設業界は「2024年問題」をはじめ、様々な人材や雇用に関する課題を抱えています。これらの課題解決に対処するため、海外出身の建設エンジニアの派遣や、自動化に向けたDXツールの利活用支援サービスなど、多様な商材をご提案しています。このように多角的な課題解決サービスを提供することで、顧客企業にとって真のパートナーとなり、同時に組織拡大に繋がると信じています。